客先常駐のSEから事業会社に転職した話

客先常駐のSEから事業会社に転職した話

システムエンジニア(SE)として客先常駐の働き方を続けてきたものの、職場環境や業務内容に限界を感じ、ついに事業会社へ転職する決断をしました。本記事では、転職に至った背景や、転職時に注意したポイントについて具体的にお話しします。

客先常駐で直面したパワハラの実態

客先常駐のSEとして働く中で、様々な現場を経験してきました。しかし、その中には非常に厳しい環境も存在しました。特に印象に残っているのが、ある客先でのパワハラです。

  • 過剰な要求:短納期のプロジェクトで無理難題を押し付けられる。
  • 高圧的な態度:些細なミスに対して人格を否定するような叱責。
  • 労働時間の過多:事実上の休日返上を求められ、心身ともに疲弊。

最初は耐えられると思っていましたが、次第に精神的な負担が限界を超え、このままではキャリアが続けられないと感じました。そこで転職を決意しました。

転職で注意したポイント

転職を考える際、ただ現状から逃げるだけではなく、次の職場での安定と成長を考えました。以下は私が特に注意したポイントです。

1. ネットで口コミをチェック

転職先候補の企業の評判を、口コミサイトやレビューで確認しました。ただし、以下の点に注意しました:

  • 口コミの偏りに気をつける:悪い口コミが目立つ場合もありますが、それが一部の経験に基づくものかどうか見極める必要があります。
  • 具体的な情報に注目:休みの取りやすさ、残業の実態、有給消化率など、数字や具体的な事例が記載されている情報を重視しました。
2. 売上や利益と社員数の関係を見る

企業の安定性を判断するために、売上や利益に対して社員数を割った数値(1人当たりの売上や利益)を確認しました。この数値が大きい企業は以下の点で魅力的です:

  • 給与や賞与が安定しやすい:企業の利益に余裕があるため、経済的な安定が期待できる。
  • 退職金制度の信頼性:将来の保障にも繋がる。
  • 職場環境のホワイト度:安定している企業では、従業員に対してもゆとりを持った運営がされる傾向があります。

例えば、同業他社と比較して社員1人当たりの売上高が高い企業は、経営基盤がしっかりしており、働く環境も良好である可能性が高いと判断しました。

3. 面接時の質問で職場環境を確認

面接の際に、以下のような質問をして実態を把握しました:

  • 残業時間の実態:どの程度の残業が発生しているのか具体的な数字を聞く。
  • 有給の取りやすさ:実際に取得している社員の例を挙げてもらう。
  • 社内の雰囲気:どのような社員が働いているか、職場のコミュニケーションの頻度など。

面接官の回答だけでなく、その答え方やトーンからも職場の雰囲気を感じ取るようにしました。

転職後の生活と感想

事業会社に転職してからは、以前の環境とは大きく異なる働き方が実現しました。

  • 安定した給与と待遇:転職先は売上に対する社員1人当たりの利益が高く、給与や賞与が安定して支給される環境です。
  • 働きやすい職場:休暇の取得が容易で、残業もほとんどありません。社員同士のコミュニケーションも円滑で、職場にストレスを感じることがほとんどなくなりました。
  • 自己成長の実感:新しいプロジェクトに積極的に参加でき、自分のスキルをさらに広げることができています。

まとめ

客先常駐のSEから事業会社に転職した経験を通じて、働き方や職場環境の重要性を改めて実感しました。転職時には、ネットの口コミを活用しつつも慎重に情報を精査し、企業の安定性や職場環境をしっかりと見極めることが成功の鍵となりました。

転職は不安も伴いますが、自分に合った職場を見つけることで、より良い働き方と生活を手に入れることができます。この記事が、同じように転職を考えている方々の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました