SEとして成長するには?

SEとして成長するには?

システムエンジニア(SE)として成長するためには、多様なスキルや経験を積むことが重要です。現場での実践や新しい挑戦を通じて、自分のスキルセットを広げ、深めることができます。私自身15年以上この世界にいますが、IT業界は移り変わりが激しい一方で、基本的なこと押さえておくと、生涯にわたって役立つようなことも多いです。そういった意味で、勉強することがたくさんありますよ。以下では、SEとして成長するためのポイントを詳しく解説します。

無茶ぶりに応えることの重要性

現場での仕事では、時に無茶ぶりとも感じられるようなタスクや要望を突きつけられることがあります。こうした状況は一見すると厳しいものですが、実は成長の大きなチャンスです。(当の本人のストレスは半端ないことはわかっていますよ…)

例えば、急な仕様変更への対応や未経験の技術を短期間で習得しなければならない状況は、プレッシャーが大きい反面、自己成長を促す絶好の機会です。こうした場面では、以下のような姿勢が求められます:

  • 積極的な学習意欲: 必要な知識を自主的に調べ、短期間で身につける。
  • 問題解決力: 問題の本質を見極め、最適な解決策を見つけ出す。
  • チームへの相談: 必要に応じて先輩や同僚に相談し、助言を得る。様々なSEからいろんな思想を学ぶ姿勢が大事です。

無茶ぶりをクリアするたびに、技術力や対応力が磨かれ、次回以降のタスクにも自信を持って取り組むことができるようになります。私自身、本当に無茶だなと思わせれる要求に直面して精神的に押しつぶされそうになったことが何度もあります。周囲を見ると、同じようにネガティブな思考にさいなまれている同僚もいますが、一方で、そのような状況に平然としている方もいたりするのですが、そのような人とコミュニケーションを積極的にとって、思考回路を観察するのもすごく勉強になります。

多角的な視点を養う

SEとして成長するためには、単一の技術分野だけでなく、プロジェクト全体を見渡せる多角的な視点を持つことが重要です。特に小さなプロジェクトに参加することで、以下のようなさまざまな役割や視点を経験することができます:

  1. サーバ管理 サーバの設定や運用管理を通じて、インフラの基礎を学ぶことができます。
  2. データベース(DB)設計 データ構造やクエリ最適化の知識は、多くのシステムで欠かせないスキルです。
  3. UI/UXデザイン ユーザーが使いやすいインターフェースを設計するための基本的なデザイン知識を習得できます。
  4. ネットワーク構築 ネットワークの仕組みを理解することで、システム全体の設計やトラブルシューティングに役立ちます。
  5. 要件定義 クライアントやユーザーのニーズを正確に把握し、それを仕様に落とし込むスキルは、プロジェクトの成功に直結します。
  6. 設計 システムのアーキテクチャを設計することで、開発の全体像を把握しやすくなります。

これらの経験を通じて、システム全体の流れを理解し、プロジェクトのあらゆる側面に対応できるSEへと成長することが可能です。

私自身は50人以上の大きなプロジェクトから2人ほどの小さなプロジェクトに関わってきました。それぞれ学べることは一長一短あります。1回ぐらいは小さなプロジェクトを経験して広い視野を持てるようになったら良いかと思いますよ。

振り返りと継続的な改善

現場での経験を積むだけではなく、その経験を振り返り、学びを次に活かすことも成長には欠かせません。以下のような方法で振り返りを行い、改善を重ねることをお勧めします:

  • 業務日報の作成: 日々の作業内容や学びを記録し、自分の進捗を確認する。
  • 失敗の分析: ミスや課題が発生した場合、その原因と対策を考える。失敗することで周囲から批判されて落ち込むこともありますが、失敗をすることで今後の糧になることは絶対にあります。
  • 成功体験の共有: チームメンバーと成功事例を共有し、お互いに刺激を受ける。
  • 日々多忙で振り返りの時間なんてとれないよと言う気持ちはわかりますが、でも大事なんです。

技術のキャッチアップ

IT業界は変化が激しいため、常に最新の技術やトレンドを追い続けることが求められます。以下のような取り組みを行うことで、技術力を維持・向上させることができます:

  • 技術書の読書: 興味のある分野の技術書を定期的に読む。
  • オンライン講座の受講: 新しいスキルを学べるオンラインコースを活用する。できれば有料の講座を投資だと思って受けてみると良いこともありますよ。
  • コミュニティへの参加: 勉強会やカンファレンスに参加し、他のエンジニアと交流する。

まとめ

SEとして成長するためには、現場での実践や無茶ぶりへの対応、多角的な視点を養うことが重要です。また、振り返りや技術のキャッチアップを怠らず、継続的に努力することで、より高いスキルを持つSEへと成長することができます。最初は困難に思えることも多いですが、挑戦し続けることで確実に成長を実感できるはずです。

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